スタンダードとスペシャルが共存!甲州市およっちょい祭り

市制20周年を迎える甲州市の「およっちょい祭り」が先日開催されました。
小雨が降る時間も多少ありましたが、名前に込められた「お寄りください」という思いが叶い、多くのみなさまにご参加いただきました!

レトロな名車が勢ぞろい

特別企画の「レトロCarニバル」では、時代を超えて輝き続ける、あの頃の名車たちが一堂に集結!
車好きはもちろん、昭和カルチャーに触れたい若者、乗り物好きなお子さまなど、笑顔であふれていましたよ。
旧車オーナーに、ここでしか聞けない愛車へのこだわりや、整備の裏話など聞いたりする貴重な経験も!

およっちょい祭り名物の「およっちょい上棟式」では、四方餅を皮切りに次々とお餅やお菓子、いろいろな景品と引き換えができる券が入ったカプセルなどが撒かれ、大きな歓声とともに手に入れようとする人たちの熱気につつまれました。

名物「およっちょい上棟式」
熱気があふれています

模擬店には「山梨ベーコンフェスティバル」が特別出店、アイオワ州産のベーコンをつかったハンバーガー などのグルメをご提供いただきました。
なぜ「アイオワ州産ベーコン」かというと、甲州市とアメリカ・アイオワ州・エイムズ市は、30年以上の国際交流を行っているからで、おとなりにはエイムズ市を紹介するコーナーも。

エイムズ市長からのビデオメッセージも

さまざまなグルメや、交流都市・千葉県富津市や静岡県牧之原市のおなじみの特産物なども人気で、ご家族連れらで大賑わいでした。

ステージでは、かわいらしい園児による演技や中学生の演奏、市民参加ステージ、迫力のある太鼓などが披露され、演者とお客さまの笑顔と歓声に包まれる素晴らしい空間となりました。

豪華景品があたる福引きも!

3年続いての特別公開となった「楯無鎧」には、早朝より県内外からたくさんの歴史ファンにお越しいただき、開始を30分早めての公開となりました。
通常非公開の国宝「小桜韋威鎧兜、大袖付」は武田家の家督の証の一つ。
お越しくださった方、また貴重な機会をつくっていただきました菅田天神社をはじめとする関係者の方々にも御礼申し上げます。

特別公開を待つ方々
撮影も可能です(フラッシュは✖)

お祭りを通し、甲州市の魅力を感じていただき、心に残る思い出となりましたらこの上ない喜びです。
「甲州市およっちょい祭り」は、10月第4日曜日に開催することとなっています。
また来年もおよっちょ~い!!

武田家ゆかりの滝本院

武田辰巳不動が祀られている

標高約500メートルに位置し、甲州市街を見おろす荒澤山滝本院本院。
本尊の不動明王は、武田信玄公より七代前の武田信春公が、自邸千野館(現・千野慈徳院)の辰巳(東南)の方位にあたるこちらの不動明王を、辰巳の守護として厚く敬ったことにより「武田辰巳不動」と呼ばれます。

鐘楼から見下ろす塩ノ山

鐘楼からの甲府盆地と南アルプスの山々は絶景で、9月中旬の彼岸花の見どころとしても知られています。

周りの畑にも群生している彼岸花


9/15に訪れた際は、黄色の彼岸花が見ごろを迎えていて、これからの赤い彼岸花とあわせて何度も訪れたい景色でした。

大菩薩でファミリートレッキング!

今年で2回目!

小学生がいるご家族を対象にした「大菩薩夏休みファミリートレッキング」!
今年で2回目の大菩薩の新しいイベントです。

今回も大人気で、なんと募集開始から3日目での満席!お申込みできなかったみなさま、ごめんなさい!

富士山と大菩薩湖、南アルプスの山々も

大菩薩嶺(標高2057m)は秩父多摩甲斐国立公園を代表する山のひとつで日本百名山!
コースバリエーションが豊富で、初心者から上級者までレベルに合わせて登山を満喫できます。

今回のイベントでは12組のご家族にご参加いただき、山小屋の主をリーダーに4つのパーティーで大菩薩峠(標高1897m)を目指しました。

尾根に出るまでは森の中を歩きます

開催日当日は降水確率が0~10%だったので内心期待はしていたのですが、登りはじめて最初の富士山のビュースポット・富士見茶屋(閉鎖)からの富士山が望めると、テンションも上がります。

途中、水の流れる沢を渡る場面では、橋はないのでロープを頼りに渡ります。ドキドキ緊張した様子の子どもたちが、渡り終えたあとに見せる達成感あふれる表情がたまりません。

ロープを渡して沢渡りをサポートしてくださっているのは「大菩薩山の会」のみなさま、ありがとうございました!

尾根にでて賽の河原からあとひといきを登ると、本日の最高地点・親不知ノ頭となり、富士山と大菩薩湖、甲府盆地、南アルプスなどの山々を一望できます。

避難小屋のある賽の河原は昔の大菩薩峠
富士山と大菩薩湖

そこから、急な岩場を少し下ると目的地の「大菩薩峠」に到着、標柱の前での記念撮影ははずせませんね。

天気にも恵まれました!

下山後は、おやつのかき氷を食べながらクラフト制作をしたり、自分宛てにポストカードを書いたりして、この日の思い出を形にします。トレッキングのあいだに拾い集めた木の実や枝、葉っぱなどをフォトフレームに貼って作品にし、後日届いたポストカードをそのフォトフレームに入れて飾れば、「大菩薩で過ごした一日」を何度も思い出していただけることでしょう。

下山後のプログラムはマイペースでOK
個性あふれる作品ができました!
好きなシロップをかけたら…!🌈

帰りの会は設けず、ご家族のペースで自由解散。
特典の「温泉入浴券」を利用し、途中にある「大菩薩の湯」または「やまと天目山温泉」で汗を流してから帰ったご家族も多かったのでは?

特典の入浴券が利用できる「大菩薩の湯」
「やまと天目山温泉」は秋の紅葉も美しい!

今回は天気に恵まれてすばらしいトレッキングができました!
初めて大菩薩に登った方が半数以上でしたが、夏休みの楽しい思い出にしていただけたら嬉しいです。

多くの方々のご理解・ご協力のもと、無事イベントを終了することができ、参加者をはじめスタッフのみなさまに感謝です!

また、大菩薩でお会いしましょう!

避暑にぴったり

甲州市大和地区(旧大和村)にある「竜門峡」は、竜門橋から栖雲寺まで、渓流沿いの約2.4kmが遊歩道として整備されています🥾
「平戸の石門」や「天鼓林」、「蜘蛛淵」、そして「落合三つの滝」や「竜門の滝」など、見どころも豊富。
清らかな流れと緑に囲まれながら、たっぷりのマイナスイオンを浴びて、心地よいハイキングが楽しめます。
澄んだ清流と木々の緑に癒されながら、一服の清涼感を味わってみてはいかがでしょうか?

*竜門峡*
住所:山梨県甲州市大和町田野(勝沼ICより竜門峡駐車場まで約15分)
https://koshu-kankou.jp/map/m5092.html

花のプロムナードを堪能〈湯の沢峠~ハマイバ丸〉

駐車場に車を止め、天然林の中を歩くこと約5分。なだらかな丘陵に広がる草原——そこが、湯の沢峠のお花畑です。
南へ30分ほど進むと大蔵高丸、さらにもう30分でハマイバ丸へと縦走することができます。

この一帯は、小金沢山自然保存地区に指定されており、さまざまな山野草を楽しむことができます。
6月6日に訪れた際には、タチツボスミレをはじめとするスミレ類や、シロバナノヘビイチゴ、フデリンドウ、アマドコロ、クワガタソウなど、可憐な花々に出会えました。
さらに、絶滅危惧種のアツモリソウにも遭遇し、感激のひとときでした!

スミレ
シロバナノヘビイチゴ
フデリンドウ
アマドコロ
クワガタソウ
アツモリソウ
チゴユリ
マイヅルソウ
クリンソウ

ズミやヤマツツジも見事に咲き誇り、なだらかな稜線は「花のプロムナード」の名にふさわしい美しさです。

ズミ

展望もまた素晴らしく、秀麗な富士山をはじめ、北岳、間ノ岳、農鳥岳、八ヶ岳など、雄大な山々の景観を存分に楽しむことができました。

大蔵高丸よりのぞむ富士山
ハマイバ丸からの富士山
南アルプスも一望できる

なお、湯の沢峠駐車場へ続く県営林道「焼山沢真木線」は、8月中旬まで通行止めとなっており、迂回路である県営林道「日川線」も、6月16日~20日および6月23日~27日の期間で通行止めが予定されています。
お車でお越しの方は、最新の交通情報をご確認のうえ、お出かけください。