勝沼ICから車で5分ほどの場所にある勝沼堰堤は、建設当時の様相が良い状態で保存されていることから、
平成9年5月に国登録有形文化財に登録されており別名「祇園の滝」とも呼ばれています。親しまれており、水の音と勢いに圧倒されます!!
勝沼堰堤とは?
勝沼堰堤が建設される要因としては、明治40(1907)年・43(1910)年に大水害を受けており、洪水被害から畑を守るために建設され、
大正4(1915)年から6年にかけて国の直轄砂防工事として建設された堰堤幅38.5m、岩盤上河道幅45.5m、堤高19.4mの巨大堰堤です。
蛇行する河川を石積み堰堤で遮断し、祇園淵と呼ばれる蛇行点に突出する岩盤の後部を掘削して新たな河道を創出するという、自然を巧みに利用した特異な構造となっており、一部基礎にコンクリートが使用されており、当時の最新技術が多く使用されている近代砂防遺産です。
人工物でありながらあたかも自然な滝のような景観を作り出していて、周囲の自然景観とマッチした、四季折々の麗しい風景を楽しむことができます。
勝沼堰堤の様子