小学生がいるご家族を対象にした初開催の「大菩薩夏休みファミリートレッキング」ですが、募集したところ、受付期間の満了を待たずに定員を上回るお申込みをいただく人気ぶりでした!
秩父多摩甲斐国立公園を代表する山のひとつの大菩薩嶺(標高2057m)は日本百名山!
初心者から上級者まで、レベルに合わせて登山を満喫できるコースがあり、今回は子どもたちもいるので、大菩薩峠(標高1897m)を目指すコースをトレッキングです。
当日は、「家族で山に登ってみたいな」そんな思いを持つ10組のご家族が県内外からお越しになり、サプライズゲストの中学生クライマー・伴野嶺さん親子も一緒に参加していただきました。
「ちょこっと登山教室」と題した、山岳ガイドの志村将行さんよりのレクチャーをうけて出発、山小屋の主をリーダーに3つのパーティーで進みます。
途中、沢を渡る場面では、山岳会「大菩薩山の会」の方々がロープを張ってサポートしてくださり、そのロープを頼りに沢を渡るのですが、渡る前は不安と緊張で硬い表情だった子どもたちが、渡り終えるととても嬉しそうに自信に満ちた顔をしていたのが印象的でした。
気持ちよい山の空気に包まれながら進み、稜線に出る少し手前で大菩薩嶺方面が見えるようになると、嶺の方から「ヤッホー」という声が。
すると、こちらにいた子どもたち(そして大人たち)も「ヤッホー」で応え、やまびこを返しっこするという光景が生まれ、みんな笑顔になり疲れも吹き飛びました。
賽の河原から親不知ノ頭までのあとひといきを登り、急な岩場を下ると目的地の「大菩薩峠」。
お昼休憩の時間ですが、ここでついに雨が!
介山荘のご厚意で場所をお借りし、お弁当を食べることになりました。
お弁当を食べ終わり、少し様子をうかがっていましたが「雨は夕方まで続きそう」ということだったので、レインウェアを着込んで山を下ります。
傘を差さずに雨の中を歩くなんてなかなかない非日常体験、みなさんも意外と楽しそうに歩いていました。
そして雨もやみ、無事下山!
下山したからといって終わりじゃないのがこのイベント!
トレッキングのあいだに拾い集めた木の実や枝、葉っぱ、石ころなどをフォトフレームに貼って作品にしたり、自分宛ての絵はがきを書いたりして、この日の思い出を形として残します。
後日届いた絵はがきを、作ったフォトフレームに入れて飾り、「大菩薩で過ごした一日を思い出してもらいたいな」と企画したものです。
おやつのかき氷を食べつつ思い思いに作品を仕上げたら、ご家族のペースで帰途へ。
もちろん多くの方が、特典の「温泉入浴券」を利用し、途中にある「大菩薩の湯」または「やまと天目山温泉」で汗を流してから帰ったようでした。
「大菩薩の自然を楽しみ、家族みんなが笑顔になれた」と思っていただけたら嬉しいです。
多くの方々のご理解・ご協力のもと、新たなイベントのスタートがきれました。
参加者をはじめスタッフのみなさまに感謝です!
また、大菩薩でお会いしましょう!