甲州市を彩る柿のカーテン!
JR塩山駅北口にある旧高野家住宅「甘草屋敷」にはこの時期、「ころ柿づくり体験教室」の参加者による柿のカーテンの風景が生み出されていました。
しかし今年は、イベント開催日に荒天が予想されたために中止となり、例年50人の参加者の手をお借りして作っていた柿のカーテンづくりが危ぶまれました。
ですが、「甲州市の晩秋から初冬の風物詩を守らなければ!」ということで、事務局などの少人数でころ柿づくりの作業を進め、無事、柿のカーテンの風景を作り出すことができました。
雨の当たらない風通しのよい軒先で干すのは20日間ほど。
11月下旬には軒先からおろし、平干しへと進みます。(ころ柿の名前の由来といわれるコロコロと向きを変える作業などは、この平干しのあいだにします)
透けるような飴色の美しさ、肉厚で甘く柔らかなころ柿は、太陽の恵みや冷たく乾いた空気、そして携わる人々の手入れや丁寧な仕事により仕上がります。
素朴な温もりにあふれた日本の原風景の一つを見られるのはこの期間のみですので、ぜひ甲州市へお出かけください!!