緑の竜門峡

「竜門峡」は、武田家終焉の地として知られる甲州市大和地区(旧大和村)にある、深山幽谷の雰囲気が漂う渓谷。
竜門橋から栖雲寺まで、渓流に沿った約2.4kmが遊歩道として整備されています。
今の季節は、澄んだ清流と緑の取り合わせが美しく、さわやかなハイキングが楽しめます。

先日、竜門峡の第2駐車場を整備していたスタッフが、サンショウバラが咲き誇っているのを発見!
よろしかったら、ご覧になってくださいね。

甲斐武田家最後の武将 武田勝頼公

武田勝頼公は武田信玄公の四男として生まれました。

母親は信玄公の側室であった諏訪御料人(湖衣姫)です。

勝頼公は家督相続後の東美濃出兵では織田方に次々と勝ち、信玄公も落とせなかった高天神城を手に入れ、ついには新府城を築城するなど、大きな功績を残しています。

しかし、天正9年(1581)高天神城の戦いで徳川軍に敗北したのをきっかけに、諸国から武田家への攻撃が激しさを増していきます。

そのため天正10年(1582)に武田征伐として攻め入ってくる連合軍の前に抵抗することができませんでした。

勝頼公は未完の新府城に自ら火を放ち、攻め寄る軍勢から逃げようとしましたが、ついには田野の地(甲州市大和町)で信勝公(嫡男)や北条夫人(正室)とともに自刃します。

これによって戦国時代の名門甲斐武田家は滅亡しました。

この勝頼公とその一族の霊を慰め遺徳を偲ぶために開催される祭りが「甲州市ふるさと勝頼公まつり」です。

令和7年度 第60回甲州市ふるさと武田勝頼公まつり

※詳しくはホームページをご覧ください

https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2025022700033/

春が来た!

「こうしゅう桜フェスタ」は1日目(3/29)は塩山総合グラウンド、2日目(3/30)は甚六桜公園を会場に開催されますが、1日目(3/29)の塩山総合グラウンドを含む塩山ふれあいの森総合公園にはすでに春が!

河津桜でしょうか?

早咲きの桜 🌸が咲き始めているほか、水仙やサンシュの黄色い花なども!


今シーズン初のウグイスの鳴き声も聞くことができました


富士山と塩ノ山の風景もあいかわらず絶景です

真っ白な富士山!

ぜひお出かけください!!

甲州市に春をよぶ「ひな飾り」

甲州市内の10カ所に展示場所を設けています

今年で23回目を迎えた「甲州市えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり」!
甲州市内の10カ所にさまざまなひな飾りが展示されています。
ぜひ、甲州市にお出かけください!

甘草屋敷(旧高野家住宅)

JR塩山駅すぐそばでアクセスしやすい

約4000点の雛人形や吊るし飾りが展示され、日本の伝統的な建物(重要文化財)と伝統行事の両方が楽しめます。ボランティアガイドによる説明も。

住 所:甲州市塩山上於曽1651(新宿より90分、JR塩山駅北口徒歩1分)
観覧料あり(大人310円ほか)期間中無休

約4000点が並ぶ
ポランティアガイドの説明も

宮光園(旧宮崎葡萄酒醸造場施設)

本格的な日本ワインづくりの始まりを知ることができます

日本ワインの黎明期を知ることのできる資料館で、段飾りや御殿飾り、吊るし雛などを展示しています。

住 所:甲州市勝沼町下岩崎1741(都内より90分、勝沼ICより5分)
観覧料あり(大人200円ほか)火曜日定休

衣装や小道具も魅力的
ひな人形が飾られた離れ座敷や文庫蔵にも注目

武田信玄公宝物館(歴史博物館)

「風林火山」の旗印も展示されている

武田家ゆかりの宝物とともに、享保雛や御殿飾り、吊るし飾りなどをご覧いただけます。

住 所:甲州市塩山小屋敷2280(恵林寺 境内、勝沼ICより20分)
観覧料あり(大人500円ほか)12月~3月まで木曜定休

武田家ゆかりの品々とともにひな飾りで埋め尽くされる
多種多様なひな飾りが並ぶ

このほか、ドライブイン「信玄館」ハーブ庭園旅日記勝沼庭園、JR東日本「塩山駅」、JR東日本「勝沼ぶどう郷駅」、道の駅「甲斐大和」勝沼図書館甲州市役所ロビー にも展示されていますので、あちらこちらとめぐってくださいね!

みなさまのお越しをお待ちしております!

展示期間:2025年2月11日(火・祝)~4月18日(金)
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毎年同じ期間に開催しています。

※桃の花の見ごろは、例年ですと4月上旬です。

この時期ならではの小正月行事

綿々と受け継がれてきた各地区の小正月行事!
道祖神の飾りや「オコヤ」、「どんど焼き」など、甲州市内でさえ地区によって特色があり、それぞれ違っています。
一年のなかでもこの時期だけの甲州市の風景を見ることができるのは、趣深く貴重な体験ですね。

塩山・玉宮地区にて撮影
塩山・牛奥地区にて撮影

今回は、県や市の無形民俗文化財に指定されている民俗芸能3件を見学してきましたので、ご紹介いたします。

一之瀬高橋の春駒

「一之瀬高橋の春駒」は、甲州市塩山一之瀬高橋に小正月行事として伝わってきた伝統芸能で、駒と露払いの二人一組で舞う駒踊りです。県の無形民俗文化財に指定されたのは昭和42年のことで、過疎化により披露が途絶えた期間がありましたが、保存会によって守られ、毎年1月に旧高野家住宅(甘草屋敷)を会場に披露されています。
今年は1月11日(土)に、一之瀬高橋地区出身者や写真愛好家など多くの人が見守るなか華やかに執り行われました。

会場となる旧高野家住宅(甘草屋敷)はライトアップされ、普段と違った雰囲気に
華やかに飾り付けられた「駒」と馬子の「露払い」が息を合わせて踊る
慶事のあった家に授けられる特別なお祝い「弁慶」

藤木道祖神祭 太鼓乗り

甲州市塩山藤木地区に江戸時代から伝わる小正月の道祖神祭り「藤木の太鼓乗り」は、昭和57年に市の無形民俗文化財に指定されました。
藤木の3地区の代表である大太鼓に乗った役者が、放光寺駐車場にしつらえたどんど焼きの燃え上がる炎を囲み、太鼓や鉦(かね)に合わせて歌舞伎の名場面を掛け合いで演じて見せます。
今年の演目は「安達原三段目」。見事な台詞まわしに観客たちは大いに盛り上がり、アンコールではセリフをアレンジして、楽しい掛け合いを披露してくださいました。

今年の演目は「安達原三段目」
上藤木・下藤木・西藤木からそれぞれ選ばれた役者が演じる
干支にあわあせて毎年しつらえる

田野十二神楽

甲州市大和町田野地区の小正月 行事として受け継がれてきた「田野十二神楽」は県指定の無形民俗文化財。
江戸時代に当時流行していた伊勢参りのための講が結ばれ、やがて伊勢で神楽舞を習得してきた人たちによって奉納されるようになったそうです。
本来は、その名の通り「十二」の神楽で構成されているところ、今年は獅子舞いのみの奉納でしたが、関係者のみなさまは来年の完全復活への決意を固めていらっしゃいました。

道祖神場で獅子舞いを奉納
役割は家ごとに代々受け継がれている

甲州市の魅力の一つであるこのような伝統行事を、受け継ぎ守っていってくださることを願っています。

また、多くのみなさまにぜひご覧いただきたいです!
ぜひ、山梨県甲州市へお越しください!